フェーズ6

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今回はフェーズ6を見たよ!

 

あらすじ

治療薬がないウイルスに侵され廃虚のようになった街を出るため、お調子者の兄ブライアン(クリス・パイン)と、心優しい弟ダニー(ルー・テイラー・プッチ)の兄弟は、仲間とともに海岸を目指して車を飛ばしていた。やがて、4人のうち1人がウイルスに感染していることが発覚すると、ブライアンは次第に本性を表わし始め……。

 出典:映画『フェーズ6』 - シネマトゥデイ

感想

表紙負けした内容です。

アマゾンで★★★のレビュー

致死率100%のウイルスが元で世界が崩壊した世界で生きる
バカな兄貴と、頭のいい弟のロードームービードキュメント風映画。

とはいっても、どこぞのレイジウイルスのように感染者が凶暴化して
襲ってくることもなければ、涙腺が緩むような感動の人間ドラマがある
わけでもありません。
フランスの亜ゾンビ映画フェーズ7とはまったく関係がありません。

ただ滅び行く世界で、人々が死に逝く様を追うだけです。
またサバイバルものとしても誰が生き残るのだろう?というドキドキを
狙うというものでもなく、ただ淡々と一人、また一人と消えていくのみ
です。

映画を見て、ハラハラしたいとか感動したいとか言う人は、
そのうちソフト化されるであろうゾンビランドやクレイジーズでも
楽しみに待ったほうがいいでしょう。
そんなの待てない、俺は世界崩壊マニアでハリウッドテイストの過剰な
演出はいらねえんだ、という方は見てもいいかもしれません。

 

 ★★★★★のレビュー

内容は、致死率100パーセントのウイルスからの難をさけるため、盗んだベンツで男女4人(男は2人兄弟、女は兄の恋人と弟の知り合いの2人)は、兄弟が昔よくサーフィンをしたビーチのホテルへ向おうと試みるのですが・・

 今までのこの手の映画は、感染者が走って追っかけてきたり、政府の人間が殺しにやってくるのから逃げるというのが定番で、またいかに感染者がグロく変形し、死んでいくのかを映すのがウリだったのですが、この映画では、一応感染してゾンビみたいな容姿になった人間は登場するものの、それも少ししか登場せず、また感染した者は発症するものの、病死するシーンはありません。

 では、この映画の最大に特色は何かといえば、人間の嫌なところを最初から最後までじっくりと映している所です。追い詰められた人間が、自分が助かるためなら、そこまでやるかというくらい無情な行為の数々を最後まで展開していくのは、残酷グロシーンのオンパレードでくるものより、見終わったあとはるかにドンヨリとします。

 そういう意味では、今までに無い、異色の感染もの映画といえます。精神的にずっしりくるタイプのホラーが好きな方におすすめです。

 出典:www.amazon.co.jp